・上司代行って部下からしたらどうなの…?
という人へおすすめの記事です。
「上司代行」とは、マネジメントのプロに依頼し、上司という役割を外部に委託することです。
上司代行サービスを提供している株式会社Hajimariが100社以上に利用されていることからニュースとなり話題となりました。
この記事では、これから増えていくであろう「上司代行」が部下目線でどうなのか…考察したいと思います。
どんなサービスにもメリットとデメリットはあるから、頭に入れて立ち回ろう!
上司代行のニーズは?
管理職になりたくない…77.3%
日本能率協会マネジメントセンターが2023年4月に実施したアンケート調査によると、管理職になりたくないと回答した人は77.3%となっています。
同調査によると、実際に管理職になった人が役割についてどう感じているのかネガティブな意見として…
・調整が多くて面倒
・プレーヤーとしての仕事の方が面白い
・負荷に対し報酬が釣り合っていない
という結果もあり、若い人たちがこういう上司を見ているせいで、管理職になりたくない人が年々増えていることで「上司代行」のニーズがうまれていきます。
ハラスメントのリスクもあるし、中間管理職は罰ゲームみたいになっている会社もあるよね!
部下目線の上司代行メリット
聞きたいことが聞ける
プレイングマネージャーが上司だと忙しくてなかなか相談できない…という人も多いと思います。
上司代行はマネジメントが仕事ですし、代行で上司になる人は起業家や企業の役員などが多いことから、仕事のことに限らず人生の相談もすることができます。
社外のノウハウが学べる
社外のノウハウも学べることもあり、自社でしか通用しないスキルに限定されることなく成長する機会にもなり得ます。
「マネジメント」が学べる
「マネジメント」を現場で目で見て学べるのも大きなメリットです。管理職はプレーヤーとして成果を上げたかもしれませんが、マネジメントは初心者です。
その点、上司代行はマネジメントというポジションのプロなので、部下として本物のマネジメントを受けることができます。
忙しすぎて「マネジメント」を放棄してる上司もいるからね!!
部下目線の上司代行デメリット
派遣された上司に不満
急に外部から来た上司に忠実に動けない人も多いでしょう。
この会社で実績も出してない人の言うことを聞かないといけないの??
過去の実績が説得力だという価値観の人にとって、上司代行は受け入れ難いかもしれません。
監視が強まる
プレイングマネージャーが上司だと、自分の仕事でいっぱいいっぱいになって部下の管理が疎かになりがちですが、部下にとってはそれがありがたかったりします。
上司代行でマネジメントに専念されると監視が強まって好きなように動けなくなる可能性があります。
アピールする相手に悩む
評価者は誰か、誰が自分を押し上げてくれるのか、直属の上司が外部の人間だと迷ってしまいます。
評価軸も一気に変わりそうだから、適応能力が試されそうでちょっと嫌だね…!
まとめ
話題の「上司代行」について、部下目線のメリットデメリットを紹介しました。
もしあなたの会社に上司代行が来そう…となったら、これらを考慮して、前もって対策して臨むように心掛けてみてください。