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目標設定はめんどくさい?目標設定をする3つの理由|会社が目標を求める意味

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papazo

目標設定は部下に評価の納得感を与えるためにするんだよ!

サラリーマン

え……。

ぼくのやる気を上げるためじゃないの……??

「どうして目標設定なんてしないといけないのだろ……」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

目標設定の重要性は増している

ジョブ型人事制度や週休3日制という言葉を様々な企業が使い、成果によって評価されるようになってきたことで、今まで以上に目標設定の重要性が増してきています。

この記事を読むことで、なぜ上司は細かく目標設定をしたがるのか、「目標設定をする理由」が分かります。

目標設定の意味を理解して、上司が求める目標を定めて、評価される人材になりましょう!

目標設定をする3つの理由

目標設定をする理由は次の3つです。

1.人事評価の基準を明確にするため

2.上司自身の目標を達成するため

3.部下のやる気を上げるため

1.人事評価の基準を明確にするため

人事評価の基準を明確にするため

目標の共通認識

上司が部下の仕事を評価するとき、上司と部下で共通認識されている目標があると、上司は部下を評価しやすくなります。

目標があいまいだと部下は仕事を頑張って成果を出したつもりでも、上司や会社が求めている成果ではなかったり、頑張りが見えていなかったりします。

papazo

部下は「今回は成果も出たし賞与は期待できるぞ」と思っていても、実際の評価はそれほど高くない…といった現象が起きてしまうよ!

自己評価と実際の評価の差異を減らす

自己評価と実際の評価に差異があればあるほど、部下としては評価に納得できません。

部下が納得できないと、上司はなぜそのような評価をしたのか説明しなければいけない場合も出てきます。

最終的に「人事制度が悪い」と、会社への不満に繋がるともっと面倒ですし、生産性も下がってしまいます。

「できた」「できなかった」を明確に

目標設定があればそれが「できた」「できなかった」の境界線になるため、上司は判断がしやすくなります。

人事評価で部下の自己評価と上司の評価の差異を減らすことで、スムーズで納得せざるを得ない評価をすることができます。

上司の「評価する」という仕事を楽にする

papazo

「上司が部下の評価をしやすくなる」ことが目標設定をする最大の理由です。

上司としては、最初に目標設定さえしっかりしておけば、あとはそれができたかできなかったか判断するだけになるので、とても楽になります。

2.上司自身の目標を達成するため

上司自身の目標を達成するため

上司にも目標がある

上司は自分のチーム全体の目標があり、部下がそれぞれの個人目標を目指し、達成することで、チーム全体の成果となります。

部下にチーム全体の目標と繋がる目標設定をしてもらうことで、上司自身の目標達成に繋がります。

上司の目標が「売上が下がってでも利益率を上げる」なのに、部下が「利益が少なくても、とにかく売上を上げる」ことを目標にしてしまっては、部下の目標と上司の目標が全く繋がりません。

上司の目標も上と連動している

上司の目標はその上の上司の目標と連動していて、上司の上司はそのまた上の上司の目標と連動しています。

社長や役員の経営方針がどんどん下へ降りてきて、目標がピラミッドのような形を作っています。

その目標のピラミッドに加わることが目標設定をする理由でもあります。

3.部下のやる気を上げるため

部下のやる気を上げるため

目標を部下のやる気と直結させる

目標設定をすることで、その目標を達成しようという部下のやる気に繋げたいと思っています。(正確には、部下のやる気に繋げたいと思ってくれる優しい上司もいる。)

※実際に上司が部下のやる気が上がる目標設定をすることはかなり難しいですし、そこまで考えてくれる上司がいたらついて行って損はないです。

そんな上司はなかなかいない…

上司は自分の目標と部下の目標を連動させることに重きを置くため、部下が「将来こういうスキルを身につけたい」とか、「この仕事に力を入れて成果を上げたい」等の気持ちを汲んでいる余裕がありません。

まとめ

目標設定をする理由を3つご紹介しました。

1.人事評価の基準を明確にするため

2.上司自身の目標を達成するため

3.部下のやる気を上げるため

目標設定は上司のために

これは会社員である限り仕方のない事実なので、受け入れるしかありません。

この事実を受け入れた上で、上司が目標達成すればチームの評価が上がり、自分の評価も上がると考えましょう。

目標設定における上司の目的が分かると、上司が求める目標がどんな内容なのか分かってきます。

目標を決めることによって、「やる気を上げたい」、「自分が力を入れている仕事を分かってもらいたい」等の欲は一旦置いておきます。

表向きの目標は「上司のため」と割り切って考えましょう。