・上司と部下の板挟みで悩んでいる
・中間管理職なんてやってられない!
という人へおすすめの記事です。
中間管理職のストレスは計り知れません。
映画化もされている福本伸行氏の人気漫画『賭博黙示録カイジ』のスピンオフとして人気を博した『中間管理録トネガワ』は、中間管理職である利根川の苦悩と葛藤がコミカルに描かれており、アニメ化もされるほど世の中間管理職から共感を得ました。
ストレスが多すぎて「中間管理職なんてやってられない!」と思うこともあるかもしれないけど、仕事は「経験」として蓄積することが重要!!
マネジメント能力として経験を蓄積することができれば、35歳くらいで転職を考えている人や40歳すぎて転職を考えはじめたときにきっと役に立つでしょう。
中間管理職のストレス原因は?
マンパワーグループ株式会社が2019年に中間管理職社員400名を対象に実施した「勤務先で感じているストレス」についての調査において、ストレスの原因だと思うことは何か?という質問(複数回答可)に対して、
1位「上司との関係」47.0%
2位「仕事量が多い」36.4%
3位「仕事の内容」33.6%
4位「取引先との関係」17.9%
5位「異動や昇進」17.0%
6位「後輩との関係」16.1%
という結果になっています。
板挟みというよりは上司との関係にストレスを感じている結果となっていますが、約6人に1人が「後輩との関係」と回答していることからも、中間管理職の人間関係の難しさに多くの人が悩んでいることが分かります。
中間管理職が板挟みになる理由
上司の言葉を噛み砕く必要がある
上司からの指示や相談などをそのまま部下に伝えるとハラスメントになる可能性があるため、噛み砕いて部下に合った言葉に変換する必要があります。
特に経営側は現場のやる気を削ぐ発言をしてくるため、部下のやる気を削がないように調整しなければなりません。
同じ会社内なのに言葉を変える必要があるせいで板挟みになっている……。
部下が好き勝手言う
逆に部下が会社に対して文句を言ってくる場合もあります。
会社のルールとして明文化されていればそれを説明すればいいですが、部署内だけの暗黙のルールやある上司限定のルールなどがある場合は板挟みになる確率がぐっと上がります。
板挟みになりやすい中間管理職の特徴は?
いい人
みんなから好かれるいい人は板挟みになりやすいです。
上司も部下も言いたいことを言いやすく、全てを受け止めてしまうため板挟みになってしまいます。
いい人だからこそ板挟みになるんだね…!
責任感が強い
責任感が強く、適当にその場を収めることができない人は板挟みになりやすいです。
中間常理教の立場では白黒はっきり決められないグレーソーンが多く存在するため、責任感が強く白黒つけたくなってしまうと泥沼化してしまう可能性があります。
流されやすい
人の意見に流されやすい人は板挟みになりやすいです。
上司から言われたことに対して「確かにそうだな」と思ったはずなのに、部下から反論されると「それもそうだな」と流されてしまうと板挟みになってしまうため、判断基準を持ってそれぞれ接する必要があります。
みんなそれっぽいこと言ってくるんだよね……。
上司と部下の板挟みで疲れたときの解決策
背負いすぎない
できることをしっかりとやって、それ以上は背負いすぎないこと!
上司に対してできることをする、部下に対してできることをする、それで十分役割を果たしています。
それでも手に負えない人は出てきますが、あなたのコントロール外だと割り切って考えましょう。
自分の判断基準を持つ
社内でルールが明文化されていないグレーゾーンに対して、あなた自身の判断基準を持ちましょう。
「これはOKでこれはダメ、理由はこうだから」と自分の中で決めてしまうと、悩む時間が減って心が楽になります。
経験として蓄積する
今感じている悩みを言語化して、解決策を考え行動に移してみると、それが経験となります。
転職が当たり前になってきている世の中で「マネジメント能力」はとても需要があり、転職の役に立ちます。
今の経験を活かして今後同じ会社で悩む人の助けになってもいいですし、自分自身が転職でステップアップしてもいいでしょう。
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転職で使えるマネジメント能力
マネジメント能力って実際はどんな能力??
マネジメント能力とは「チームをまとめる能力」です。
権限を与えられたリソース(ヒト、モノ、カネ、時間)で組織目標に貢献する能力で、35歳以上の転職では求められることが多くなります。
「部長」や「バイトリーダー」などの役職は関係なく、どのような権限の中でどれだけ成果を出すことができるかを転職活動時にPRします。
〇〇を達成するために〇人のチームの管理を任されましたが、メンバーから〇〇という要望が出て、組織の要求と乖離があり板挟みで苦労しました。
という課題に対してどう解決してどのような成果を出したか、経験として蓄積させておくことが重要です。
転職活躍時は、できる限り相手が求めるマネジメント能力に近いリソース(ヒト、モノ、カネ、時間)を管理した経験を押し出すことで、あなたが転職先でマネジメント能力を発揮しているイメージを持ってもらえます。
30代転職では「管理職候補」が多い
30代くらいで転職活動をしていると、「管理職候補」という求人やスカウトをよく目にするよ!
プレイヤーからマネージャーになると、人間関係に関する能力がそれまで以上に必要になります。
板挟みはこれ以上嫌!という人は、プレイヤーとして極められる仕事を探すか、マネジメント能力を上げることを考えましょう。
まとめ
中間管理職は上司と部下の板挟みでストレスがやばい!
という悩みについて解決策を紹介しました。
板挟みになってしまう中間管理職の特徴として、
・いい人
・責任感が強い
・流されやすい
の3つがありました。
板挟みになったときの解決策として、
・背負いすぎない
・自分の判断基準を持つ
・経験として蓄積する
の3つを紹介しました。
板挟みを経験としてマネジメント能力に昇華するか、ストレスを抱えたままやり過ごすか…あなたには選択肢があります。
・dodaより更に多い求人数
・日曜も面談可能
中間管理職の板挟み問題でよくある質問
中間管理職が板挟みになる理由は?
一言で表すなら「みんな好き勝手言うから」です。上司も部下も好き勝手言う中で、中間管理職が調整役として立ち回らなければいけなくなるため、板挟みになってしまいます。
板挟みになる人の特徴は?
「いい人」「責任感が強い」「流されやすい」といった特徴があります。
板挟みになったときの解決策は?
「背負いすぎない」「自分の判断基準を持つ」「経験として蓄積する」という解決策があります。特に経験として蓄積させることができれば、転職市場で重要なマネジメント能力として活用することができます。