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履歴書の空白期間が不安な人へ『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢』

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papazo

2024年1月発行、2024年11月現在Amazonレビュー80件以上、星4.4で評価の高い本だよ!

「履歴書のキレイさ」を気にしている人にぜひ読んでほしい一冊です。

著者:北野 貴大

出版社:KADOKAWA

1章 キャリアブレイクという第3の選択肢

2章 キャリアブレイクした人は、どうしてわざわざ辞めたのか

3章 キャリアブレイクした人は、どんな再就職をしたのか

4章 キャリアブレイク中、どう過ごしたのか

5章 企業は、キャリアブレイクした人をどう見ているのか

6章 キャリアに正解はない

6章で構成されており、1章2章でキャリアブレイクとは何か?、3章4章でキャリアブレイクした人たちの体験談、5章で企業人事や転職エージェントがキャリアブレイクした人をどう見ているか、6章はキャリアの考え方まとめという内容になっています。

特に5章の企業人事や転職エージェントがキャリアブレイク(空白期間)をどう見ているかは非常に興味深いと思うので、この記事ではその辺を中心に紹介します。

経歴に難ありで書類に落ちまくっている人は、↓こっちの本もおすすめです!

空白期間を減点とする企業はまだ多い

「年齢に対して転職回数が多い」「1社あたりの就業期間が短い」「現在、離職中である」という3つで、上層部が履歴書を不合格と判定していた傾向が強かったです。現在離職中の方については、3ヵ月程度の期間であれば特に気にされていなかったです。しかし1年から数年間の離職中となると一気に懸念事項となりました。

本書では、企業の採用担当者2名からキャリアブレイク(空白期間)についてインタビューしています。

「隠す」はNG

本書のインタビューを読んでわかったことは、

・空白期間を隠しちゃダメ!

・空白の理由を丁寧に明記すること!

「隠す」は信頼関係を築けないという点で絶対にNGです。

空白期間はオープンにして、その間に何をしていて、それによってどんな変化があったのか詳しく書いた方が良さそうです。

papazo

企業はミスマッチを防ぎたいから、空白期間の理由も含めてあなたがどんな人物なのか知りたいとおもっているはず…!

転職エージェントと空白期間は相性が悪い

転職エージエントの方は採用決定数を目標にしていることから、よりキャリアの空白に対してシビアだった印象でした。ただ、シビアになっていた理由は、転職エージェントの方一人ひとりの意向ではなく、会社の利益構造や、社会構造からくるものだったように感じます。

転職エージェントの売上は紹介者が入社することで発生するため、企業受けの良い人を優先的にフォローして数字を上げていく必要があります。

日本の転職市場が空白期間を受け入れて多様化してくれば、転職エージェントも気にせずサポートしてくれるはずですが、まだそのような状態になっていないという風に読み取れました。

「人」として見てくれるエージェントなら良さそうだけど、「肩書き」とか「数字」で見てくるエージェントも多いもんね……。

空白期間を貴重な経験とみる企業もある

「生きることに、ちゃんと悩んだ。生きることをちゃんと迷うっていうことを、早い年で経験した。周りはきっと一般的なはずなのに。それは、すごい勇気がいる選択だったと思う。そういういろんなことを経験してる人、面白そうだなって思った」

キャリアブレイク経験者(空白期間のある人)を採用した企業の人の言葉です。

空白期間を「経験」として捉えて、そこで得たもの込みで採用してくれる企業に出会うことができれば、とても素晴らしいことです。

papazo的見解

papazo

この本を読んで感じた「空白期間」に対する個人的見解を少し紹介するよ!

キャリアブレイク(空白期間)はまだ不利

キャリアの多様化に対する考え方が世の中に浸透するまで、まだもう少し時間がかかるのかなという印象でした。

本書でインタビューを受けている採用担当者も転職エージェントも個々人では「キャリアブレイクはアリ!」という考えを持っていますが、じゃあ採用するか、企業に推薦するかとなったときに微妙そうな感じです。

人生にとってプラスになる可能性はめちゃくちゃ高い

・今の仕事を頑張って続ける

・仕事をしながら転職先を見つける

この2つの選択肢しかないと、あなた自身がすり減ってなくなってしまいそうな場合、第3の選択肢としてキャリアブレイクは全然アリです。

その際に意識したいことは、空白期間を埋めることではなく、自分自身と向き合って「どんな人生にしたいか」考えることだと思います。

結果、やりたいことがわかったあなたを欲しいと思う企業なり仕事が現れるはずです。

papazo

空白期間をどう見られるかよりも、自分自身に矢印を当てて、気持ちや考えを整理することができれば、きっとあなたに合った企業や仕事に出会えるはず…!

まとめ

1章 キャリアブレイクという第3の選択肢

2章 キャリアブレイクした人は、どうしてわざわざ辞めたのか

3章 キャリアブレイクした人は、どんな再就職をしたのか

4章 キャリアブレイク中、どう過ごしたのか

5章 企業は、キャリアブレイクした人をどう見ているのか

6章 キャリアに正解はない

この記事では5章を中心に紹介しましたが、他の章にはキャリアブレイク経験者の体験談がたくさん書かれています。

「履歴書のキレイさ」を気にして動けない人は、新しい考え方を得られるかもしれません。

papazo

「履歴書の空白期間が不安…」と視野が狭くなってしまっている人はぜひ読んでみて!!