企業は若い人を欲しがるって聞いたけど、若いうちに転職した方がいいのかな??
実は、若ければ若い方がいいってわけでもないんだよね……!
この記事では企業が若い人を欲しがる理由と若い人におすすめの転職方法について解説します。
35歳なんて企業は欲しがらないってこと……??
若い人は新卒採用でなんとかなっているけど、35歳くらいの中堅を欲しがっている企業ももちろんあります。
「35歳転職」については、別の記事を参考にしてみてください。
・英語が話せるならJAC
・外資系や海外進出している国内企業に強い
・専任担当者がいるため、企業情報が深い
20代と30代の求人数の違い
20代の求人数は30代に比べて多くなっています。
総務省統計局が2023年5月に2023年1~3月期の労働調査の結果を公表しており、その中に転職者数もありました。
(ここで言う「転職者」とは、就業者のうち前職のある者で、過去1年間に離職を経験した者とされています。)
25~34歳の転職者数:74万人
35~44歳の転職者数:55万人
約20万人、25~34歳の方が動きが多いことが分かります。
それだけ若い人が離職して新しい場所を求めているため、求人数が多いことも納得できます。
企業が若い人を欲しがる理由7選
人件費が安い
パーソナルキャリア株式会社が公表している2021年9月~2022年8月の1年間にdodaサービスに登録した約56万人のビジネスパーソンの平均年収データによると、
20代:352万円
30代:447万円
40代:511万円
50代以上:607万円
となっており、単純に若い人の方が給与が低くてコストが抑えられるという理由で若い人を欲しがっている場合があります。
染まっていない
若い人の方が他の会社のやり方や風土に染まっていないため、教育しやすいという理由があります。
年齢を重ねると、それだけ経験も多くなりますが、仕事に対するこだわりも比例して多くなっていきがちです。
30代でも素直さや柔軟性をアピールすることができればある程度解消されることだけど、染まっていないという点では若い人の方が有利だね!
体力がある
30代になると分かるけど、20代のときは体力があったなって思うよ……!
特に営業や現場仕事の場合は体力に成果が比例することもあるため、若い人の方が成果がでやすい仕事では「20代歓迎」になることが多いです。
職場に馴染みやすい
すでにいる中堅社員は、新しく入ってくる人が年下の方がコミュニケーションが取りやすいです。
中途採用の場合は、職場に馴染むためにコミュニケーションが重要になりますが、本人が緊張して本来のコミュニケーションスキルを発揮できなくても周りがフォローしやすいという点で若い人の方が有利となります。
若い人の感覚を取り入れたい
企業のターゲットが若年層の場合、より感覚の近い若い人を欲しがる傾向にあります。
最近では「Z世代」を取込むことが至上命題となっている企業もあり、企業のターゲットによって募集年齢が決まってくることもあります。
使い勝手がいい
若い=単身者が多いため、転勤や異動、休日出勤に対して抵抗が比較的少なく、企業にとって使い手がいいという理由があります。
30代になると結婚や出産、持ち家購入や親の介護などライフイベントが多くなってくるため、その辺をまだ気にしなくていい20代を採用したい企業もあります。
たしかに30代になってから仕事以外に考えなきゃいけないことが増えたかも!
新卒で入った人がすぐに辞めちゃう
新卒採用で入社した人がすぐに辞めてしまい、なかなか定着しないことがあると、社内の年齢層のバランスを考えて若い人を欲しがります。
20代が一人もいない企業は大丈夫かなって思うもんね!
若ければ若い方がいい?
企業は長く勤めてほしい
採用にはコストがかかるため、企業としては若い人を取ったらなるべく長く勤めてほしいと思っています。
新卒半年や1年で転職活動をしていたり、「25歳で3社目」などは警戒されます。
・見切りをつけるのが早い
・忍耐力がない
などと受け取られないかねないので、若ければ若いほどいいかと言うとそんなこともありません。
企業は教育コストをかけたくない
大手企業や教育制度がしっかりとした企業では、新卒採用した人材をコストをかけて教育します。
若い人を欲しがる企業側の狙い目としては、採用できると教育コストを削減できる「社会人としての教育を他でしっかり受けている人」です。
もし教育制度が充実した企業から転職を考えている場合、その辺をアピールすることも重要です。
新卒2~5年で2社目の人が欲しい
継続性と教育コストの観点から企業が欲しがる若手は、
新卒入社した会社に2~5年勤めて転職経験なし(教育制度が充実した会社なら尚良し)
という人となります。
2年以内に転職したい場合やすでに3社目という場合は、特に継続性の部分を他の観点からアピールする必要があります。
若い人を欲しがる企業の注意点
若手採用の理由は?
なぜ「若手積極採用」なのか、理由を見極める必要があります。
・ブラックで若手が辞めていく
・職種的に若い人の方が向いている
・急成長企業で人材不足
など、企業が若い人を採用する理由は色々あります。
ブラック企業の見極め方
入社前にブラックを見極める方法としては、
・転職サイトに常に求人があるか確認する
・同業界同業種に比べて条件が良すぎないか確認する
・実際に働いている若手社員との面談の機会をもらう
・口コミサイトを見る
・転職エージェントに相談する
などがあります。
20代の転職回数を増やしてキャリアを壊さないためにも頑張って入社前の確認を行うようにしましょう。
若い人におすすめの転職エージェント
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・圧倒的な求人数(2023年3月時点で求人数20万件以上)
・全国の求人を取り扱っている
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「企業が若い人を欲しがる」に関するよくある質問
企業が若い人を欲しがる理由は?
「人件費が安い」「体力がある」「染まっていない」などの理由があります。
若ければ若いほどいい?
そういうわけではありません。企業は長く続けてくれるかを考えるので、「新卒入社した会社に2~5年勤めて転職経験なし(教育制度が充実した会社なら尚良し)」の人が需要があります。
若い人を欲しがる企業の注意点は?
ブラック企業で、若手が定着しない場合があるので見極める必要があります。
まとめ
企業が若い人を欲しがる理由7選や注意点を解説しました。
1.人件費が安い
2.染まっていない
3.体力がある
4.職場に馴染みやすい
5.若い人の感覚を取り入れたい
6.使い勝手がいい
7.新卒で入った人がすぐ辞めちゃう
若ければ若いほど企業が欲しがるかというと、そんなことはなく、
新卒入社した会社に2~5年勤めて転職経験なし(教育制度が充実した会社なら尚良し)
という人を求めています。
20代という貴重な時間をどの会社に捧げるか、しっかりキャリアを考えて行動しよう!