今後の消費を担うZ世代の特徴を知って、ビジネスに役立てよう!!
Z世代とは
概ね1990年代中盤から2000年代終盤、または2010年代序盤までに生まれた世代のこと
(引用:Wikipedia)
実年齢でいうと、2023年現在、1995年生まれの人は28歳なので、20代はZ世代という認識で問題ないと思います。
語源は?
アメリカのジェネレーションZからきており、こは世代を表す世界共通の言葉という認識で大丈夫です。
ちなみに「ゆとり世代」は1987年から2004年生まれと言われていて、日本独自の呼び名となっており、Z世代かつゆとり世代という人も存在します。
読み方はそのまま「ぜっとせだい」でOK!
Z世代の消費の特徴7選
1.失敗したくない
2.SNSで情報収集
3.自分らしさを求める
4.タイパ至上主義
5.スペパ至上主義
6.広告より推しを信用する
7.社会問題への関心が高い
失敗したくない
Z世代はリスクに対してとても慎重で、事前調査で分からないことや、その場その時にならないと分からないことに対して消費することを大きなリスクと捉えます。
これを「失敗したくない消費」と言います。
ネタバレ消費
失敗したくないという心理から「ネタバレ消費」という言葉も生まれ、映画やライブのネタバレをみてから面白そうであれば観に行ったり、プレゼントをあげる際も相手から欲しいものを聞いてから渡したりします。
サプライズによる上振れよりも、リスクのない選択が好まれるようになってきているよ!
SNSで情報収集
Z世代の情報源はSNSです。
有名人の投稿に限らず、関係ない一般人の投稿から情報を捨い上げます。
楽天がAmazonに勝てない理由は口コミ量の絶対的な差が埋められないからと言われていますが、今の時代はAmazonにロコミを書き込むよりもSNSで感想を投稿し、消費者がそれを探しに行くような構造になってきています。
自分らしさを求める
Z世代の特徴として「多様性」というものがあります。
子どもの頃からネット環境があり、様々な国や人をネットを通じて見てきているため、グローバルな視点で物事を見ています。
そのため、自分らしさがあっていいという価値観を持っており、人と違っても自分が好きなら気にせずに消費することができます。
タイパ至上主義
Z世代はタイパ (タイムパフォーマンス)を重視する傾向があります。
ナイル株式会社が2023年1月に実施したタイムパフォーマンスに関するアンケート調査で、日常生活にタイパを意識する割合は、
20代:約59%
50代:約42%
と、若い人の方がタイパを意識しているという結果になっています。
スペパ至上主義
Z世代はスペパ(スペースパフォーマンス)と言われる「空間対効果」を重視する傾向があります。
ミニマリスト的な考え方で、少ない空間でより効果的なものが好まれます。
昔よりも住宅面積が減少していることやリモートワークなどによって在宅時間が長くなったことが背景にあります。
広告より「推し」を信用する
Z世代はネット広告よりもSNSなどで自分の推しがオススメしているものを購入する傾向があります。
「推し活」という言葉が一般的に使われていることからも分かるように、現代の若い人には推しが存在します。
推しが美味しいと呟いていたから私も……!!
という購買意欲が強くなってきています。
社会問題への関心が高い
Z世代はウイルス感染やリーマンショック、世界で毎年のように発生する大規模農災を経験しているため、社会問題への関心が高いです。
環地問題への関心も高いため、その消費によって誰かが助かったり環境へ貢献できたりすることが購買意欲に繋がります。
Z世代消費者を取り込むための具体例
1.投稿したくなる仕掛け
2.SNSの活用で来客数アップ
3.レコメンド機能で客単価アップ
投稿したくなる仕掛け
カルビーの人気商品「じゃがりこ」は、2023年3月から期間限定でパッケージの「じゃがりこ」と記載されている部分を「しらんけど」「ごめんね」など様々な言葉に替えたことで、多くの人が写真を撮って投稿して話題となりました。
しかも「しらんけど」の下にはしっかりとQRコードがあり、写真を撮ろうとするとサイトに飛ぶというおまけ付き!!
SNSの活用で来客数アップ
最近では企業でもtiktokやYouTube Shorts、Instagramのリールなどを活用しているケースが多数見られます。
その中で話題になる(バズる)特徴として、「商品PRになっていない」ことが挙げられます。
三重県の「鳥羽ビューホテル花真珠」はtiktokに普段は真面目に働くスタッフのダンス動画を投稿し、それが話題となって来客数は増加、「じゃらん」で三重県1位を獲得しました。
翌年採用の応募まで増えたみたいだよ!
レコメンド機能で客単価アップ
「あなたへのオススメ」や「この商品を購入した人はこちらの商品も購入しています」といったものがレコメンド機能です。
この機能を活用することで、「みんなこれも買っているのか」という心理が働き、「それなら失敗しないだろう」と購買意欲を高めることが可能です。
まとめ
Z世代の消費の特徴を7つ紹介しました。
1.失敗したくない
2.SNSで情報収集
3.自分らしさを求める
4.タイパ至上主義
5.スペパ至上主義
6.広告より推しを信用する
7.社会問題への関心が高い
これらの特徴を理解した上で、Z世代の消費を促す具体例を3つ紹介しました。
1.投稿したくなる仕掛け
2.SNSの活用で来客数アップ
3.レコメンド機能で客単価アップ
特徴を理解して具体例を参考に、あなたのビジネスに落とし込んで活用しよう!!