部下の仕事って手伝ってもいいの?
手伝わない方が部下のためって聞いたことあるけど……。
目的を理解した上で手伝ってあげたら、いいことがたくさんあるよ!
部下の仕事を手伝ってもいいかって迷いますよね。
手伝うことによるメリットと注意点をしっかり理解すれば、手伝うことはあなたにとっても部下にとってもとてもいいことです。
部下の仕事を手伝うメリット5選と注意点を解説していきます。
1.やり方を考えて効率化できる
部下の仕事のやり方を知る
部下の仕事を手伝うと、部下がどういうやり方でその仕事に取り組んでいるのか知ることができます。
仕事はゴールが同じでもそこまでの道筋は複数あります。
部下の仕事を手伝うことで、今までゴールしか共有していなかった仕事の道筋の部分が見えてきます。
効率化の気づきを与える
やり方を少し変えるだけで、大幅に効率化できる可能性があることに気づかせてあげてください。
部下のやり方を聞いた上で、もっとこうした方がいいとあなたの考えを押し付けるのではなく、部下が自ら気づけるように手助けをしてあげるようにしましょう。
2.やり方を盗んで参考にできる
部下から学ぶ
部下の方が優れている部分があることは普通のことです。
全てにおいて優れているからあなたが上に立っているわけではありません。
部下から学べることは必ずあるので、盗んで参考にして、自分の仕事に取り入れるようにしましょう。
若い人は情報が早くて新鮮
特に若い人は情報が早くて新鮮です。
時代に合ったやり方を自然と仕事に取り入れている場合が多いので、参考にさせてもらいましょう。
SNSやアプリ、機能や使い方など学ぶべきことはたくさんあるので、ぜひその姿勢で部下の仕事を手伝ってみてください。
3.部下の説明する力がつく
アクティブラーニング(能動的学修)
人に教えることで自分自身の知識や気づきに繋がる経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
教育現場でもアクティブラーニング(能動的学修)という言葉がよく使われているよ!
主体性を持って取り組むことで効果を高めることができるのです。
仕事も同じで、受動的に言われた仕事をやるよりも主体性を持って取り組んだ方が効果は上がります。
自分の仕事を見つめ直す機会になる
上司に仕事を手伝ってもらうために、上司が分かるように自分の仕事を説明する必要があります。
こういう仕事で、目的はこうで、こういう考えを持って取り組むものだと説明することで、自然と主体性を持つようになります。
新入社員に説明することでも効果はありますが、上司に対して説明する方がより緊張感もあり考えを巡らせることになるため、部下の説明する力はどんどん向上するでしょう。
4.コミュニケーションがとれる
仕事面のコミュニケーションは限られる
上司から部下へ仕事面のコミュニケーションを取る機会は限られます。
仕事の進捗、仕事の報告、トラブルの相談など、部下としては気の進まないコミュニケーションである場合が多いです。
怒られる可能性の少ないコミュニケーション
部下の仕事を手伝うことで、部下としては怒られる可能性が極めて低いコミュニケーションを取ることができます。
仕事が遅いから手伝うとか、粗探しや監視のために手伝うのではなく、コミュニケーションの一環として部下の仕事を手伝ってみることをおすすめします。
5.困っていることを把握できる
困っていることを言えない部下もいる
「何か困っていることはないか?」と聞いて、これが困ってますとすぐに言える部下は、ほっておいても相談してきます。
「大丈夫です」とか「いや、特に…」と、なかなか言い出せない部下が何に困っているか、仕事を手伝うことで知ることができるかもしれません。
困っていても言い出せない人はたくさんいるよ!
実はこの過程でこういう悩みがあるとか、この資料の必要性が説明できないので自分でも納得して作成できないとか…部下の仕事を一緒にすることで共有できる困りごとが発見できる可能性があります。
※注意点※
部下主導を忘れない
あくまでその仕事は部下の仕事であり、あなたが奪ってしまわないように、部下主導で手伝うという感覚を忘れてはいけません。
思考停止にさせない
あなたに頼めばやってくれると思われるのではなく、あなたに頼めばより良い仕事になるような手助けをしてくれると思われるように心掛けましょう。
心強いサポーターを目指そう!
まとめ
1.やり方を考えて効率化できる
2.やり方を盗んで参考にできる
3.部下の説明する力がつく
4.コミュニケーションがとれる
5.困っていることを把握できる
部下の仕事を手伝うメリット5選を解説しました。
メリットを理解した上で、部下の仕事を手伝うことは両者にとってとてもいいことです。
注意点に気をつけて、部下と一緒に仕事を取り組んでいきましょう!
部下の仕事を手伝うに関するよくある質問
部下の仕事を手伝ってもいい?
手伝うことに目的があれば大丈夫です。「コミュニケーション」や「困っていることの把握」などが目的となります。
部下の仕事を手伝うときの注意点は?
仕事を取らないように、成長の手助けをすることを心掛けましょう。思考停止にさせてはいけません。
部下の仕事は手伝わなくてもいい?
もちろん任せちゃって大丈夫です。ただし、相談はいつでも受け付けられる関係は作りましょう。