あの人、自ら動いてくれなくて困るな……。
指示待ちってやつだね!
動かすためのポイント3つと、その悩み解決におすすめのビジネス書『だから僕たちは、組織を変えていける』を紹介するよ!
指示待ち部下を動かす3つのポイント
成長を促す
優秀なリーダーが陥りやすい落とし穴として、相手の持つ能力以上の仕事を指示してしまうことがあります。
答えを教えるティーチングと答えを引き出すコーチングを使い分けて、相手の成長を促すことが重要です。
成長すると、「しなくちゃ」という考え方から「しよう」「したい」という考え方に変化していくよ!!
仕事観の違いを理解する
「仕事は与えられたものをやる」という価値観を持っている人がいることを理解しましょう。
成長段階としてプレイヤーとしての視点しか持っていなかったり、世代的な理由があったり、仕事観は人それぞれ違います。
あなたが何を目指しているか伝えることも必要ですが、まずは相手の仕事観を傾聴し、理解することから始めましょう。
エンゲージメントを高める
目指すべきは「自走する組織」で、メンバーが自ら考え、密にコミュニケーションをとりながら、価値を生み出す組織です。
そのために、1on1ミーティングなどでコミュニケーションを深める必要があります。「ジョブ・クラフティング」の考え方が参考になります。
働く人自らが仕事に新たな意味を見出したり、仕事内容の範囲を変えたりすることであり、自分自身で仕事を意味づけし、自分の仕事をより意味深いものに変えていくこと。
自走するオーケストラの話
本書では自走する組織の成功例として、アメリカの小編成楽団で、グラミー賞を2度も受賞した世界的なオーケストラ『オルフェウス管弦楽団』を紹介しています。
このオーケストラは指揮者なしでリハーサル、演奏、レコーディングを行う組織で、メンバーが対等に話し合って決める「自走した組織」です。
『だから僕たちは、組織を変えていける』要約
著者:斉藤 徹
出版社:クロスメディア・パブリッシング
古い経営モデルの限界
産業革命では、業務を標準化し、管理部門の人材をおき、仕事を計画・統制することで、生産性も賃金も大幅に上昇しました。
この「数字重視の経営手法」は情報革命によって「古い経営モデル」となり、知識社会において重要なことは「人間的でクリエイティブな経営モデル」です。
ちょっと何言ってるか分からないよね??
「数字」より「人」が大事!
大雑把に纏めると、
数字はコンピュータが纏めてくれるから、「人」に残された価値に焦点を合わせてマネジメントしよう!
人に残された価値は、
・暗黙知(個人の経験や勘に基づく言語化できない知識)
・感性
・意思
という「人間らしさ」「人間性」と言われるような部分です。
それらを取り戻し、自ら考え「自走する組織」を目指すことが、現代の経営者・リーダーに求められます。
人間に残された価値を取り戻すために、リーダーとして何をしたらいいか、本書に全て書かれているよ!!
まとめ
斉藤徹さんの著書『だから僕たちは、組織を変えていける』を紹介しました。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」マネジメント部門賞受賞の本書を読んで、あなたも組織を変えていこう!!