残業時間が月何時間だときついのか知りたい人は多いのではないでしょうか?
特に就活生や転職を検討している人は、求人票や口コミサイトで「月30時間程度残業あり」という言葉をどう受け取っていいか悩んでいると思います。
この記事では、残業月30時間が「きつい」のかどうか、「ありえない」と考えていいか、そういう会社に入社しても大丈夫かどうか解説します。
もし今、残業30時間企業への応募を検討している人は参考にしてみてください!
残業30時間は1日どのくらい働く?
「月30時間」と言われてもピンとこない人もいると思うので、休日出勤ありなしで計算してみます。
まず、休日出勤なしで月20日出勤日がある場合の30時間労働ですが、単純に30時間を20日で割って1日1.5時間なので、定時が17時の場合は毎日18時半まで働くことになります。
もし月初や月末が忙しい職種の場合は、月初月末の3日間ずつ計6日間の残業が5時間ずつで、ほかの日は定時に帰れるパターンもあります。
次に休日出勤ありのパターンを考えます。
月20日出勤日でプラス月2日フルタイムの休日出勤があるとします。その場合、休日出勤で16時間残業になるので、それ以外で14時間、1日1時間弱の残業です。
「毎日18時半まで働く」「月末月初の計6日間は5時間残業がある」「休日出勤が月2日、それ以外は1日1時間弱の残業」と聞いて、多いと感じたでしょうか?
人によっては、そのくらい大丈夫と感じるかもしれませんし、仕事内容によっても感じ方は変わってくるでしょう。
大切なことは、あなたが理想とする働き方と、残業30時間と書いてある企業の働き方が合うかどうかです。
残業30時間はきつい?
残業時間は就職先を探す上で一つの指標となります。
日本の平均残業時間や法律などを理解すると、さらに考えやすくなるはずです。
ここでは、日本の平均的な残業時間を紹介しながら、残業30時間について考えていきます。
日本の残業時間は?
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、パートタイム労働者を除く一般労働者の所定外労働時間は13.8時間です。
残業30時間だと日本の平均の倍となるため、かなり多い印象です。
ただし、ありえないとも言えません。建設業界や運送業界は年720時間(月60時間)を超えると違法となったのが2024年4月からなので、業界によってかなり差があることも理解しておく必要があります。
残業30時間は法律的に問題ない?
労働時間は原則1日8時間、週40時間以上の労働しか認められていません。
しかし、ほぼ全ての企業において「36協定」を労働者と結んでおり、それによって月45時間、年360時間の残業が可能です。
日本の労働は36協定ありきとなっているため、残業30時間が違法になるケースがほぼないと言って良いでしょう。
法的には問題ないけど、あなたにとってきついのか、ありえないのか、自身の基準で考える必要があるよ!
残業30時間だと睡眠時間が削られる?
厚生労働省の「令和元年(2019年)国民健康・栄養調査報告」によると、日本の平均睡眠時間は7.22時間です。
残業30時間とする場合、1日の労働時間が9時間半、睡眠で7時間、ごはんや準備、通勤で5時間とすると、残りは2時間半しかありません。これは一例ですが、あなたの環境に合わせて時間を計算し、自由な時間が1日どのくらいあるかで残業時間の上限を決める方法もあるでしょう。
あなたの1日の睡眠時間はどのくらい?
睡眠時間を削って働くのはかなりきついから、今の生活リズムを考慮してきついかどうか判断しよう!
残業なしでもきつい職場3選
残業30時間と一言で言っても内容はさまざまです。
残業が多いという理由だけで求人を見ることをやめるのはもったいないですし、逆に毎日定時で帰れるとしてもきつい仕事はたくさんあります。
ここでは、残業なしでもきつい職場の特徴を3つ紹介します。
ハラスメントが横行している
パワハラやセクハラが当たり前のようにおこなわれている会社は今の世の中でもまだまだ存在します。
ハラスメント教育やセミナー講師の仕事が忙しいことからもわかる通り、その対策に悩む企業はたくさんあります。
残業が30時間もなく、ほぼ定時で帰れたとしても、ハラスメントでストレスが溜まってしまう会社で働き続けることはかなり難しいでしょう。
体力的にきつい仕事
1日中体を使い続ける仕事の場合、残業がなくてもきついはず…!
力仕事や立ちっぱなしの仕事、勤務体系が不規則で睡眠が規則的に取れない仕事は体力的にきつくなる傾向にあります。
残業がなくてもきつい仕事なので、毎日定時で帰れたとしても、体力の回復に時間を使わなければ働き続けられない可能性があります。
精神的にきつい仕事
人の命に関わる仕事は精神的にきついと言われております。
例えば、医療関係は死と隣り合わせの環境にいて精神的にきついですし、介護士や保育士も人の命を預かる仕事なので、一つ一つの仕事に対して集中力を切らすことができません。
やりがいに感じられる点でもあるけど、労働時間というファクターだけで選んでしまうと後悔につながるので注意しよう…!
残業30時間のリスク
残業時間が多くなればなるほどリスクになることもあります。
例えば、心身ともにストレスを感じることで、残業によってストレスがかかるのに、そのストレスをリフレッシュする時間が取れないという負の連鎖になってしまう場合もあります。
ここでは、残業30時間のリスクを紹介するので、しっかりリスクヘッジできるよう心がけましょう。
ストレスが溜まり続ける
前述した通り、ストレスが溜まり、それを解消できないという負の連鎖に陥るリスクがあります。
労働時間が多くなると、それだけストレスがかかる場面に遭遇する確率が高くなります。
例えば、接客業であればクレーマーに当たる可能性が増えますし、事務職であれば時間ができた上司から説教をされるかもしれません。
定時で帰れれば、マッサージへ行ったりカラオケで熱唱したりしてストレス解消ができるかもしれませんが、残業が多いとそういう時間も取れません。
出会いが減る
残業時間が多くなると仕事中心の生活になってしまい、プライベートの時間が取れず、出会いが減ってしまうリスクがあります。
社会人になると、ただでさえ出会いが減って、パートナーを見つけることが難しくなります。
職場に異性が少なく、残業時間が多い場合は、異性との新しい出会いが減ってしまうリスクを考えなければいけないね…!
過労死の可能性も…?
過労死ラインは月100時間以上の残業と言われていますが、前述した通り仕事内容によります。
残業なしでもきつい仕事で30時間も残業した場合、過労死する可能性は全くないわけではなくなります。過労死までいかなくても、精神的に病んでしまい、働けなくなるリスクもあります。
残業30時間がしんどいときの対処法
すでに働いていて、残業が30時間を超えていて何とかしたいという人に向けて、対処法を3つ紹介します。
もちろん残業がない会社へ転職することも一つの方法ですが、今の会社でも残業を減らす手段がないか検討することも大切です。
環境を変えることは想像以上のストレスがかかるので、残業時間以外に不満がないのであれば、転職は最終手段として考えたほうが良いよ…!
定時に帰っている人をマネする
まずはあなたの周りにいる「定時で帰る人」のマネをしてみてください。
同じ会社にいて、30時間残業する人と定時で帰る人がいることは普通に考えておかしなことです。
仕事自体が少ないと思うかもしれませんが、そう思わせる何かがあるかもしれませんし、コツがあるかもしれません。
決めつけは損になるだけなので、偏見をなくして「定時で帰る人」を見てみてください。
時間を効率的に使う
同じ仕事をしていても、人によってかかる時間は異なります。
時間の使い方次第で残業時間を減らすことができる可能性があります。
例えば、タスクの考え方があります。時間を効率的に使っている人は、パソコンに付箋を貼りません。付箋を貼ると目に入ってきてしまい、違うタスクをこなしているときにも付箋に書いてあるタスクのことを考えてしまうからです。そうすると頭の中がマルチタスクになり、仕事の効率が下がってしまいます。
ほかにも仕事がデキる人の時間の使い方が知りたい人は、『トップ5%社員の時間術』を読んでみてください。
転職する
どうしても残業が減らなくて、それがしんどくて環境を変えたい場合は転職を検討しましょう。
業界や職種によって残業に対する考え方や風土は全く違うので、ワークライフバランスの改善を優先的に転職活動をしてみてください。
転職活動のおすすめのやり方としては、転職エージェントかキャリアコーチングサービスに相談するという方法があります。
転職のプロに相談することで、あなたの悩みを解決する糸口が見つかるはずです。

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まとめ
残業30時間がきついのかどうか、日本の平均残業時間や仕事内容などを紹介しながら解説しました。
日本の平均残業時間が13.8時間なので、30時間は平均よりも多いですが、もっともっと多い業界もあるので、残業時間だけで仕事を選ぶことは得策ではありません。
仕事内容的に残業なしでもきつい仕事があるため、仕事内容と残業時間をあなたの理想の働き方と照らし合わせて選別する必要があります。
もし今現在、残業30時間で悩んでいる人は、定時に帰っている周りの人を参考にしたり、時間の使い方を考えてみたりする方法があります。
また、それでも難しい場合は最終手段として転職を検討してみてください。
残業によって体を壊してしまうと、また働けるようになるまでにかなり長い期間がかかってしまう可能性が…。
無理せず、あなたの物差しできついかどうか判断することが大切だよ!