定時に帰りたい……。
どうしたらいいの……。
定時で帰る人には特徴があるから、いくつか真似してみたらいいと思うよ!
三井住友海上が2024年4月から「定時(17時)退社」を経営目標に掲げているように、定時帰りを当たり前にしようという流れは企業側からも見て取れます。
定時で帰ってプライベート時間がほしい!という人は、この記事に書かれている21コの特徴を見て、真似できることは真似してみましょう!
定時で帰る人は優秀?
定時で帰る人には2種類あります。
有能な定時帰り
無能な定時帰り
無能な定時帰りの特徴は、
1.成果をあげない、評価が低い
2.仕事が終わっていないのに帰る
3.「自分の仕事じゃない」が口癖
というものがあります。詳しくは別の記事で紹介しています。
定時で帰る人は嫌われる?
定時で帰りたいけど、そのせいで嫌われるのはイヤ…!!
定時で帰る人が嫌われたり周りからムカつかれたりするのは、
1.サボっていると思われる
2.頼んだ仕事をしないで帰る
3.空気が読めないと思われる
4.仕事が終わらずに帰れない人から妬まれる
5.みなし残業分を働いていない
6.「残業=評価」という古い文化が会社に残っている
といった理由があります。
それぞれの理由の解説と嫌われないための対処法は別の記事を参考にしてください。
仕事が終わってないのに定時で帰るはアリ?
定時で帰る人の中には、「仕事が終わってないのに帰る」という人も存在します。
より嫌われそうなパターンですが、実は会社が悪いのかな…とも思うので一概には言えなそうです。
仕事が終わったらすぐ帰る人の心理
色々考えちゃって定時に帰れないんだけど、定時に帰る人はどんなこと考えてるの??
仕事が終わったらすぐ帰る人の心理として、
1.「仕事」の優先順位が低い
2.残業することで余計な仕事が増える
3.自分の仕事は終わっているから帰るのは自由
4.定時までの仕事に集中したい
5.周りは周り、自分は自分
6.職場の人との距離を縮めたくない
7.特に理由はない、そういうものだと思っている
それぞれの詳細は↓の記事を見てみてください。
定時で帰る人の特徴21選
初動がはやい
定時で帰る人は仕事に取り掛かるまでの時間がとても短くて、すぐに動き出します。
そういう人は自分のルーティンを持っていて、普段の流れで仕事に取り掛かれます。
やり始めれば進むんだけど、なかなか「やろう!」ってやる気が出ないんだよね……。
やる気に左右されないため、いつでも仕事の初動がはやく、時間内に仕事をこなすことができます。
初動をはやくしたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください!
スケジュールの立て方がうまい
定時で帰る人はスケジュールを立てるのがとてもうまいです。
いつ空いているか?と聞かれたときに、どこにその予定を入れたら効率がいいかを知っています。
うまくスケジュールを立てる方法として、『ビックロックの法則』というものがあります。こちらの記事で詳しく解説しています!
悩まない、判断がはやい
「悩む時間」が仕事中にどのくらいある?
定時で帰る人は悩む時間が短く、判断がはやいです。決断力があると周りから思われているでしょう。
しかも、適当に決めるのではなく、より正解に近い選択肢をすぐに判断して決断できるという特徴があります。
そうなるためには、「誰に聞いたらいいか」を知ることが近道です。
たしかに、ひとりで悩む時間はもったいないかもしれない!
優先順位のつけ方がうまい
仕事の優先順位は次の4つで判断します。
①重要かつ緊急
②重要だが緊急ではない
③重要ではないが緊急
④重要でも緊急でもない
それぞれの重要度と緊急度を考慮しながら、仕事の取捨選択をして、優先順位をつけられる人が定時に帰ることができます。
残業が多い人は、④重要でも緊急でもない仕事に時間を取られていませんか?
「④重要でも緊急でもない」が多い気がする……!
どうやって④を減らすか、捨てるか検討しましょう。
メールの返信がはやい
メールの返信がめちゃくちゃ早い人っているよね?
定時で帰る人はメールの返信がとってもはやいです!
すぐに回答できない内容でも、
◯◯の確認が必要なので、本日16時までにはご連絡させていただきます。
というように、何で時間がかかるのかといつ頃の回答になりそうかをすぐさま返信してきます。
メールやメッセージの文章が短い
定時で帰る人は、メールやメッセージ、メモなど文章で伝える場合、とても簡潔に伝えられます。
余計な文章は削ぎ落として、伝えたいことだけを書いてきます。
失礼かな?と思うかもしれませんが、「仕事がはやくて効率的」だと相手から思われてしまえば、それが普通になってきます。
私の場合、関係がしっかりできている取引先の人とのメールでは、「お世話になっております」も「よろしくお願い致します」もなく、お互い伝えたいことだけを送り合って仕事がスムーズに進みます。
メールを簡潔にするにはどうしたらいいんだろ……。
断ることができる
うまく「断る」ことができる人は、他の人に振り回されることが少なく、時間内に仕事を終わらせることができます。
とにかく断ればいい訳ではなく、相手を不快にさせずにうまく断ることが大切です。
断ることが苦手で、いつも人に振り回されている……と悩んでいる人には、『自分を守る本』(Joe WAVE出版)がおすすめです。
壁打ちする相手がいる
自分の考えを整理して仕事を進めるために「壁打ち」できる相手がいる人は仕事が早く、定時で帰ります。
アドバイスや意見をもらうためではなく、頭の中の整理のために協力してくれる人脈があるかどうかで、仕事の進み具合が全く変わってきます。
頼む・巻き込むがうまい
ひとりで完結できる仕事は多くありません。
仕事は他者の協力で成り立つことが多く、定時で帰る人は頼んだり巻き込んだりすることが上手です。
巻き込む力が強い人は、上司や先輩でも関係なくガンガン巻き込みます。
話が短くてわかりやすい
あなたの周りに話が長い人はいる?
定時で帰る人は、話が短くてわかりやすいです。
話を短く終わらせるコツは、相手の理解力を上げることです。相手の理解を得るためには、話を真剣に聞いてもらうことが近道になります。
「まず結論から話す」など、相手に話を聞いてもらえるように工夫しましょう。
話を聞いてもらうための技術は、こちらの記事を参考にしてみてください!
ムダ話をしない(適度な雑談は必要)
ムダ話をせず、自分のペースで仕事ができる人は、残業しないで帰ることができる人です。
誰かに話しかけられても、相手を不快にさせずに話を切り上げることがうまく、長々と仕事と関係ない話をすることはありません。
机が綺麗で整理整頓されている
「机が綺麗な人=頭の中が整理できている人」であることが多く、定時で帰る人は身の回りがとても綺麗に整理整頓されています。
机が綺麗だと、やらなければいけない仕事が目に入る機会が減ります。
タスク管理は、やる気を下げるストレス要因にもなり得るものです。
『AI分析でわかった トップ5%社員の時間術』 越川慎司 ディスカヴァー・トゥエンティワン
定時に帰る人は、タスク(やるべき仕事)を極力見ない工夫をして、目の前の仕事に集中しています。
机がきたない、PCにタスクを書いた付箋を貼っている……という人は、ぜひこちらの本を参考にしてみてください↓
常に効率化を考えて実行している
同じような仕事でも、より良くしようと常に考えて、それを実行する人は残業しないで帰ることができます。
Plan:計画
Do:実行
Check:評価
Action:改善
「PDCAを回す」ことで仕事の質は上がっていきます。一度で満足せず、どんどん回していきましょう。
ショートカットキーやExcelをうまく活用している
ショートカットキーやExcelをちゃんと活用できてる?
定時で帰る人は30秒の短縮を積み重ねていきます。30秒×60回で30分短縮できます。
毎日、もしくは毎月、同じことを繰り返す作業であれば、Excelを活用してその作業が一瞬で終わるようにしてしまいましょう。
わざわざ勉強する必要はありません。Googleに頼りながら、一度数式を作ってしまえば、あとはそれを繰り返し使うだけです。
自分の意見が尊重される
定時で帰る人の意見は通りやすいことが多いです。
自分の意見が尊重されるようになると、仕事の順番やペースを自分で決められるほか、周りを使うことも容易になります。
仕事を効率よくこなす上で、周りを動かす力はとても重要です。そんな力が欲しい人はこちらの書評を読んでみてください↓
周りから「定時で帰る人」だと思われている
周りからどう思われているかは定時に帰る上でとても重要です。
「仕事がはやくて効率がいいから、いつも定時に帰っている」と周りから思われている人は最強!
優秀だから定時に帰れるという評価を受けているからこそ、何も気にせずに帰ることが可能です。
周りの印象を良くするためには社内営業が重要なので、こちらの記事を読んでみてください!
「定時で帰る」が評価される環境にいる
働き方の変化が著しい現代において、「残業=頑張っている」は古くなってきています。
現代では、効率よく仕事をこなし、定時で帰る人が評価されます。
ただ、まだ古い伝統が残っている企業がたくさん存在しているのも事実です。
今の時代、転職は当たり前になりつつあります。「ほんとに?」と思った人は、こちらの記事を参考にしてみてください!
周りに「反定時帰り派」がいない
近い先輩や上司に「反定時帰り派」がいないことも定時帰りには必要な条件です。
そういう人が1人いるだけで、一気に定時で帰りづらくなります……。
しかも「反定時帰り派」の人に限って影響力や発言力があったりするので、とても厄介……。
「人間関係」による転職は多く、定時帰りするためにも周りの環境はとっても大切です。
お昼ごはんを食べすぎない
お昼ごはんを食べた後って眠たくならない??
糖質を摂り過ぎると、血糖値が急激に変化し、それによって眠気が襲ってきます。
定時で帰る人は、お昼ごはんを食べたあともぼーっとすることなく、集中して仕事をします。
お昼ごはんを食べすぎない、15分くらいの仮眠を取るなど、午後からもスムーズに仕事ができる工夫をしてみましょう。
プライベートが充実している
プライベートが充実していると、そこに時間を使うために定時で帰れるように仕事をこなします。
私の周りにいる定時に帰る人のプライベート充実例としては、
・子どもと全力で遊ぶ
・サッカーの社会人チームに入っている
・ゴルフが趣味でほぼ毎日練習している
・サウナで疲れを癒す
などがあります。
残業代をあてにしていない
残業代も収入として最初からあてにしている人は定時に帰りません。
定時で帰る人は、残業代をあてにせず、他のことに時間を使っています。
株式会社アスマークが2021年に実施した「残業に関するアンケート調査」で、残業をしている理由について、
「残業代がほしい」
20代:13.5%
30代:11.5%
という結果が出ています。
「残業が多い=仕事ができない」と思われてしまうと、昇給も遅くなるため、長期的な視点で残業代を稼いだ方がいいのか考えましょう。
今現在、残業代をあてにしている人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
定時で帰れる仕事は?
株式会社ビズヒッツが2023年に実施した「定時退社できる仕事に関する意識調査」によると、残業なしで定時退社できる仕事ランキングは下記の通りです。
1位「事務職」
2位「製造職」
3位「医療系専門職」
4位「コールセンター」
5位「営業職」
定時帰りを当たり前にするためには仕事によるところが大きいので、あなたの仕事がそもそも定時帰りに適していない可能性もあります。
・圧倒的な求人数
・日曜も面談可能
まとめ
1.初動がはやい
2.スケジュールの立て方がうまい
3.悩まない、判断がはやい
4.優先順位のつけ方がうまい
5.メールの返信がはやい
6.メールやメッセージの文章が短い
7.断ることができる
8.壁打ちする相手がいる
9.頼む・巻き込むがうまい
10.話が短くてわかりやすい
11.ムダ話をしない
12.机が綺麗で整理整頓されている
13.常に効率化を考えて実行している
14.ショートカットキーやExcelをうまく活用している
15.自分の意見が尊重される
16.周りから「定時で帰る人」だと思われている
17.「定時で帰る」が評価される環境にいる
18.周りに「反定時帰り派」がいない
19.お昼ごはんを食べすぎない
20.プライベートが充実している
21.残業代をあてにしていない
あなたはいくつ当てはまりましたか?
個人の努力でなんとかできることも多いですが、環境によって、いくら能力が高くても定時で帰れない場合もあります。
職場的な理由については↓の記事で紹介しています。
優秀なのに、環境のせいで定時で帰れない人は、環境を変えた方がいいかもしれません。
・「原則定時退社」という条件で求人検索できる
・求人数が多い(2024年9月時点で求人数29万件以上)
・全国の求人を取り扱っている
定時で帰る人に関するよくある質問
定時で帰る人は優秀?
定時で帰っている上で、仕事の評価が高い人は優秀です。
定時で帰る人は嫌われる?
やることをやっていれば基本的には嫌われません。
定時で帰る人は評価される?
やるべきこと以上のことをやって定時で帰っているのであれば、とてもコスパが高い人なので、本来であれば評価されます。