・仕事と家庭の両立が上手くいかず、キャパオーバーになってしまった…
・キャパオーバーは能力不足のせい?転職しても意味がない?
という人におすすめの記事です。
キャパオーバーだ……。
僕には能力が足りないんだ……。
ほんとに能力不足かな?
経験や自信が不足しているのかもしれないから、あんまり自分を責めちゃダメだよ!
キャパオーバーで仕事が全く終わらずに悩んでいる人はたくさんいます。
仕事や家庭でキャパオーバーになるのは、能力不足のせいとは限らない!
自分の能力が足りないのでは……なんて思うと、余計に時間がかかってしまうので、この記事を読んでキャパオーバーについて再確認してみましょう。
状況を変えるために転職を検討している人は、情報を整理して優先順位を決めましょう。
仕事と家庭でキャパオーバーになる人の5つの特徴
完璧主義
完璧主義で全て100点を目指してしまう人はキャパオーバーになりやすいです。
60点でいいこと、80点くらいはほしいこと、100点じゃないとダメなことを見極める必要があります。
経験が浅く、一つ一つの仕事や家事に時間がかかる
同じ仕事量でも経験の差でこなすために要する時間は全く違ってきます。
中途で入社してすぐだったり、部署が変わったり、担当する取引先が変わったりと仕事が新しくなるタイミングはたくさんあります。
株式会社ビズヒッツが2021年に実施した「中途採用はつらいと思うときに関する意識調査」では、
「期待が大きい」18.2%
「仕事を覚えるまで」7.0%
という結果が出ています。
新人として扱われないのに、今までの仕事が通用しないこともあるので、キャパオーバーになってしまいます。
家庭も同じだよね!
子どもが増えたらその分、初めてやることが増えるから!
仕事や家事が遅く、全て一人で抱えてしまう
単純に仕事や家事遅くてキャパオーバーになってしまう人もいます。
作業が丁寧でミスが少ない場合は、着々とこなすことができるのでキャパオーバーになりづらいですが、仕事や家事が遅い上に誰にも聞けない・頼れない状態だとキャパオーバーになりやすいです。
責任感が強く、自分で何とかしようとする
会社のため、家庭のために責任を持って仕事に取り組んでいる人もキャパオーバーになりやすいです。
責任を共有しないとプレッシャーばかりかかってしまい、余計なミスを引き起こす可能性が高くなってしまいます。
プレッシャーはミスに繋がるから、平常心でいられる環境が大切だよ!
断ることが苦手で、なんでも引き受けてしまう
断ることがストレスで、断るくらいなら引き受けて自分がやった方が楽だと思ってしまう人はキャパオーバーになってしまいます。
相手はその人がキャパオーバーかどうか分からないので、断らない限り頼んできます。
結果、タスクがどんどん増えていってしまいます。
キャパオーバーによる3つのデメリット
1.雪だるま式にやることが増えていく
2.ミスが多くなり、負の連鎖が続く
3.仕事ができない人という認識を持たれる
雪だるま式にやることが増えていく
キャパオーバーになる人の特徴として、やることがない状態がないことが挙げられます。
むしろどんどん仕事が増えていくパターンが多く、キャパオーバーなのに更に仕事が舞い込むというデメリットがあります。
この仕事はあの人に…が増える
誰がやるか分担がはっきりしていない仕事を引き受けることで、似たような仕事が増えていきます。
ミスが多くなり、負の連鎖が続く
キャパオーバーになるとミスが多くなってしまいます。
普段ならミスをしないようなことでもキャパオーバーにより、使える時間が少なくなり、結果ミスに繋がることがよくあります。
キャパオーバーから負の連鎖に…
そのミスに対処していると他に手が回らなくなり、結果他のミスにも繋がるという負の連鎖が続き、抜け出せなくなるというデメリットがあります。
負の連鎖はとても怖いから、どこかで一区切りさせたいね!
できない人という認識を持たれる
キャパオーバーになると常に焦っているように周りから見えてしまいます。
「仕事ができる人=余裕のある人」と思われている場合が多いので、キャパオーバーになっていると仕事ができない人だと認識されてしまうデメリットがあります。
キャパオーバーによって評価も下がる…
仕事ができない人だと認識されると、周りからの目が厳しくなってしまい、同じ成果でも評価が低くなったり仕事の粗を探されたりしてしまいます。
キャパオーバーによる3つのメリット
1.成長する機会になる
2.後々の自信になる
3.ミス後の対応レベルが上がる
成長する機会になる
キャパオーバーは成長過程に必要な要素です。
タスクを処理する能力は、基本的に処理経験に比例して高くなります。
「自分のペース」でできる仕事なんて世の中には限られているので、どんどん舞い込む仕事をこなすことで、気づかないうちに成長していくことはメリットのひとつです。
後々の自信になる
「これだけこなした」という実績は後々あなたの自信になります。
新しいタスクを依頼されたときも、あのときできたから今回も大丈夫という自信の元、堂々と引き受けることができます。
同じ仕事をしていても、前回よりも5分早く終わらせることができれば、早く処理できたことが成功体験となり他の仕事のスピードも上がっていきます。
ミス後の対応レベルが上がる
キャパオーバーになるとミスが増えます。
そのときは苦労しますが、様々なミスを経験して、その分ミス後の対応も経験することができます。
似たケースのトラブルにも対応できるようになるため、ミス後の対応レベルが徐々に上がることはメリットになります。
キャパオーバーを克服する6つの考え方
キャパオーバーは能力不足ではなく、経験不足と考える
経験すればするほど要領が分かってきて早くこなせるようになります。
それなのに、能力不足だと考えてしまうと自分に自信がなくなってしまいます。
自信なく仕事をしていると、必要以上に確認したり相手に言い切ることができなかったりするので、時間が多くかかってしまいます。
キャパオーバーは経験不足によるもの
能力不足ではなく、経験不足だと考えて、経験すれば早くこなせるようになるという意識で取り組みましょう。
ポイントは、経験したことを他の仕事に応用することです。再現性というスキルで、仕事に でも転職でも家庭でもあらゆる状況で使えます。
できていないことに注目しない
アドラー心理学で「負の注目」という言葉があります。
人は行動のうち95%ができていること、残り5%ができていないことで、できていない5%に注目して、自分なんて…と考えてしまうのが「負の注目」です。
負の注目をしてしまうと成功体験が蓄積されず、いつまで経っても上手くいきません。
できていることを考えて自信を持つ
できていることに注目(正の注目)をして、成功体験を積んでいくことで作業が早くなり、キャパオーバーにもならなくなっていきます。
この記事を読んで、「なんとかしたい」と思うことができていることだよ!
優先順位をつける
自分が果たすべきことと、力を抜いていいことを考える
引用:石丸伸二『覚悟の論理』
今の時代は、とても選択肢があります。
「選べる」ことと引き換えに、他者との関係性は複雑化し、あなたの立場は多様化してきています。
そんなときは、できるだけシンプルに、何を果たすべきか、力を抜いていいのはどこか、そう考えることで優先順位をつけましょう。
「頼る」ことを知る
人にお願いしたり、助けてもらったりすることを知りましょう。
自分一人でなんとかしようとするのではなく、他の人に頼ることで回してみてください。
「家電に頼る」もアリ!
家電に助けてもらって時間を作り出すことも有効です。
特に共働きにおすすめのタイパグッズを他の記事で紹介しているので、ぜひ検討してみてください!
断ることが相手にとって良いことだと考える
断ることは悪いことではないという認識に変えてみてください。
断ることが相手に申し訳ないと考えてしまう人は、見方を変えて、キャパオーバーのあなたがその仕事を引き受けるより、断ることによって他の誰かにその仕事が行く方が相手のためだと思うようにしましょう。
断ると仕事がキャパオーバーにならずに済む
断らずに引き受けてしまうと、相手はやってくれるものだと期待してしまいます。
忙しくて難しいのであれば、相手のためにも断ることを心掛けてみてください。
自分のためではなく、相手のために断るんだよ!
転職で環境を変える
いくら頑張っても仕事には合う合わないがあります。
転職によって仕事を変えることで、プライベートの時間が増えて、家庭にも良い影響を与える可能性は十分あります。
・求人数70万件以上
・日曜も面談可能
まとめ
仕事と家庭の両立でキャパオーバーになる人の特徴、デメリット、克服方法を解説させていただきました。
まずはキャパオーバーを理解した上で、考え方を変えて少し楽な気持ちで仕事に取り組んでみてください。
少しでも余裕があれば、ミスも減り、仕事をこなすスピードが早くなっていくと思います。
経験と自信を蓄積させて、キャパオーバーから脱却できるように頑張ってください!
もしとんでもないミスをしてしまって、どうしたらいいか分からなくなったら、こちらの記事を参考にしてみてください。
キャパオーバーに関するよくある質問
キャパオーバーになるのは能力が足りないから?
一概にそうとは言えません。能力不足以外にも様々な理由でキャパオーバーになります。
キャパオーバーになるってことは、この仕事向いてない?
仕事が合う合わないもありますが、「慣れ」もあります。様々な可能性を考慮しましょう。
キャパオーバーは克服できる?
できます。「頼る」「断る」「考えすぎない」ことが大切です。