最近、耳にするようになった「タイパ」について、流行している背景と事例を紹介します。
「タイパ」を理解して、現代の価値観を取り入れよう!!
タイパとは
タイパとは、タイムパフォーマンスの略称で「時間対効果」のことです。
かけた時間に対してどれくらいの効果や満足感を得られたかを表します。
コスパ・スペパとの違い
コスパ(コストパフォーマンス)は「費用対効果」で馴染み深いでしょう。
スペパ(スペースパフォーマンス)は「空間対効果」です。例えば、2役以上の用途で使えるソファベッドなど、部屋のスペースを有効活用できる家具は「スペパの良い家具」となります。
若い人ほど重視するタイパ
ナイル株式会社が2023年1月に実施したタイムパフォーマンスに関するアンケート調査で、日常生活にタイパを意識する割合は、
20代:約59%
50代:約42%
と、若い人の方がタイパを意識しているという結果になっています。
タイパがZ世代を中心に流行る理由
デジタルネイティブ
インターネットやデジタル機器がある環境で生まれ育った、1990年代以降に生まれた人のことを指します。
Z世代はその時代よりも更にデジタルが進化してSNSが当たり前の環境で育っています。
凄まじい量の情報の中から、いかに早く必要な情報を選び出すかという時間対効果を常に試される環境になってきています。
タイパの良いものが自然と選び選ばれる時代ってことだね!
コロナ過によるビジネス環境の変化
コロナ過により在宅勤務やリモートワークが増加し、働き方を見直す企業や労働者が多くなりました。
その結果、今まで無駄にしていた時間に目を向けるようになり、タイパが重要視されるようになっていきました。
タイパの良いサービス事例
ショート動画・切り抜き動画・要約動画
ショート動画、切り抜き動画や要約動画が流行った理由もタイパの良さが挙げられます。
数秒、数分で高い満足度を得られるコンテンツとして流行し、企業でもtiktokやYouTube Shorts、Instagramのリールなどを活用しているケースが多くなりました。
(私のオススメは「わかさ生活」のショート動画)
更に倍速視聴を活用することで、よりタイパを良くすることも注目されています。
オンライン授業・WEB面談
コロナ過から急激に増えたオンライン授業やWEB面談は移動時間や準備時間を削減してくれるタイパの良いサービスです。
大学や塾では録画された授業を自由に視聴することができるサービスもあり、自分の好きな時間に学習することができます。
タイパ飯
ウーバーイーツや冷凍食品は、買い物に行く時間や自炊する時間を削減してくれるタイパの良いサービスです。
一食で一日で摂取すべき栄養素の1/3以上を含む完全栄養食が流行したのもタイパを重視する現代ならではでしょう。
時短家電
お掃除ロボットや食洗機、ドラム式洗濯機などの時短家電は初期投資はかかりますが、購入後の時短になるため数年前から需要が高まっています。
電気圧力鍋が自動で作ってくれるタイパ飯も流行っているよね!
タイパの良い働き方事例
リモートワーク・WEB会議
仕事選びにおいて、重要度が増している「ワークライフバランス」をより良くするために、リモートワークやWEB会議は判断基準となります。
それらを上手に活用している会社で働くことができれば、自分の時間が生まれ、より満足度の高い生活が可能になります。
オーディオブック
通勤時間を有効活用できるオーディオブックはタイパも良くおすすめです。
AmazonのAudibleなら12万以上の作品が月額1,500円で聴き放題のため、コスパも抜群です。
Audibleは3.5倍速まで調整できるため、よりタイパの良い聴く読書をすることが可能です。
タイパ服
職場の規則や雰囲気にもよりますが、ビジネスカジュアルと私服を区別せず、オールシーズン使用できるもの10着ほどに厳選することで、服を選ぶ時間がなくなります。
スティーブ・ジョブズも同じ服を何着も持っていて、毎日同じ服を着ることは有名な話だよね!
他にもワイシャツをノンアイロンシャツにすることで、アイロンをかけたりクリーニングに出しに行く時間を減らすことができます。
まとめ
Z世代を中心に重要度が増してきているタイパ(タイムパフォーマンス)を紹介しました。
若い世代を相手にビジネスする場合でも有効に使えるため、タイパを意識して物事を判断する意識を持ってみてはいかがでしょうか。
タイパ重視なのに、せっかく作った時間を無駄にしないように気をつけて!!