著者:安藤 広大
出版社:ダイヤモンド社
2022年1番売れたビジネススキル書で数値化の鬼になろう!!
マネジメント課題解決のためのメディアプラットフォーム識学総研のHPでは、著者の安藤広大さんが『数値化の鬼』で本当に伝えたかったことが紹介されているので、参考にしてみてください。
数値目標が重要な時代
数値目標を立てる理由
「評価」がブレないようにするため。
数値目標は評価がブレないようにするために立てます。
・客観的に見ても納得できる
・上司が好き嫌いで評価しない
・自己評価との乖離を防ぐ
などのメリットがあります。
数値で判断することで、「頑張っている」や「積極的に取り組んでいる」といった、評価者によってブレる要素をなくすことが可能です。
数値目標が重要視される理由
現代において、数値目標が重要視される理由は2つ、
①働き方改革、リモートワークが推進されているから
②Z世代は評価に敏感だから
①働き方改革、リモートワークが推進されているから
働き方改革が進み、残業が悪の現代において、頑張っている姿を見せることは時代遅れです。
定時に帰る、リモートワークで各々働く、といった働き方が主流になってくると、どこで評価すると思う??
結果で評価するようになります。
昔から結果は大事でしたが、よりシビアに、より冷酷に結果だけを見るようになるため、誰から見ても一目瞭然な数値目標が重要になるのです。
②Z世代は評価に敏感だから
今の20代(Z世代)は、他者からの評価に敏感で、承認欲求が強いと言われています。
幼少期からインターネットやSNSでの交流が当たり前の世代なので、人からの見られ方に敏感な人が多いです。
こんなに頑張ってるのに、全然評価してもらえない……。
なんて不満がたまらないように、誰の目から見ても平等な評価をするために数値目標が重要となります。
「平等」や「公平」を重んじるのもZ世代の特徴だよ!
数値目標を立てるときのコツ
数値目標のコツは、
「ワード」×「単位」で考えることです
数字に強くなれば強くなるほど、「単位」の使い方が上手くなります。
仕事ができる人は数字を使いこなしているので、本書を読んでいったん数字に強くなりましょう!
「あの店がとても好きです」を数値化できる?
「とても好き」を数値化する
「あの店がとても好きです」
を数値化すると……
「あの店は週2回通っているほど好きです」
となります。
「とても好き」は主観なので、客観的データを入れることで誰が聞いてもどれくらい好きなのか伝わるようになります。
数値化に慣れる
「もっとダイエットする」
「すごく仲良くなる」
「なるべく早く提出する」
「販売力と企画力を強化します」
これらは全て数値化できます。
本書はこれらを数値化するために必要な考え方が書かれており、数値化するクセを付けることの重要性が分かります。
成約率80%と成約率50%どっちがすごい?
・成約率80%
・成約率50%
どちらがすごいと思いますか?
本書ではこれを「確率のワナ」と表現しています。
なぜワナなのでしょうか?先ほどの成約率の内容がこんな感じだからです。
・成約率80% → 10件中8件の契約
・成約率50% → 50件中25件の契約
契約数で3倍以上の差がついています。
このように誤解を生む数値化で安心してしまう中堅プレーヤーが多いと本書では注意喚起しています。
「量」より「質」は正しい?
行動量を増やして質を上げていき、行動量を維持することが正解です。
質を上げることが目的になってしまい、行動できない人が「働かないおじさん」になっていってしまいます。
「量」があっての「質」!
「質」が上がっても「量」を維持することで、成果が出るよ!
まとめ
安藤広大さんの著書『数値化の鬼』をご紹介しました。
Amazonレビュー2,000件以上で評価4.2の本書を読んで、あなたも数値化の鬼になりましょう!