・女性管理職になりたての人
・ぐいぐい引っ張っていくタイプじゃないのにリーダーになって悩んでいる人
に読んでほしいビジネス書です!
著者:山本幸美
出版社:大和出版
女性で管理職になったばかりの人はこの本を読んで、強張った表情をやわらげて!
女性管理職はどんどん増える!?
日本の女性管理職の割合
令和2年の厚生労働省の企業調査では、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合は 12.4%と、令和元年度の11.9%より0.5ポイント上昇しています。
しかし、アメリカやヨーロッパ各国では30%を超えており、日本の女性管理職はまだまだ少ないです。
アベノミクスの成長戦略の中にも「女性の活躍」があり、2016年4月には女性活躍推進法が施行されましたが、目標である30%にはまだまだ遠い現状となっています。
各企業が女性管理職を増やそうとしている!?
「女性管理職比率」は会社の多様性をアピールする上でとても重要な数値であり、多様性を重視するZ世代の採用活動に大きき影響します。
時代に合った経営ができている企業として認知されるためにも、女性管理職を増やす動きをしている企業はどんどん増えています。
女性管理職は孤独でしんどい?
相談相手がいない…
女性管理職の割合は12.4%と少なく、周りに同志が少ない場合が多いです。
更に上の役職になると割合は減り、内閣府が公表した「上場企業の女性役員数の推移」では、2022年で9.1%にとどまります。
上司は男性で、女性管理職ならではの悩みが相談できる相手がいない…なんてことも!
年上メンバーに翻弄される…
管理職になると年上のメンバーへの対応にも苦労します。本書では、年上男性、年上女性、年下男性、年下女性それぞれの接し方も書かれています。
例えば、年上男性には「◯◯することで自己重要感を与える」や、年上女性には「◯◯を任せて共存共栄を意識する」など具体例が書かれています。
◯◯はぜひ本書で確認してみて!!
女性らしいリーダー像
サーバント・リーダーシップ
メンバーを支えるためにリーダーがいて、リーダーは「黒子役」であるという考え方です。
女性は気遣いができて、相手に共感することが男性よりもできるため、サーバント・リーダーシップの考え方が向いています。
背中で引っ張っていくリーダーではなく、黒子役としてメンバーを主役として活躍する環境をつくってあげるリーダーが女性らしいリーダー像です。
「普通の気遣い」が男性を圧倒する
客先への手土産
会議室の空調
プライベートへの気配り
など、女性にとって「普通の気遣い」が男性のそれを圧倒します。
気遣いができて、その上仕事までできるという評価を得て、人から紹介される管理職を目指しましょう。
まとめ
山本幸美さんの著書、『「あの人についていきたい」といわれる 一生使える「女性リーダー」の教科書』を紹介しました。
女性で管理職になったばかりの人はぜひ読んでみてください!!