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ソラアメカサ|報連相しても怒られる…そんな時は「空・雨・傘」

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サラリーマン

仕事がうまくいかなくて上司に報告したら、「言い訳するな!」と怒られた……。

papazo

それはひどいね……。

もしかしたら、「事実」と「意見」を混ぜて、誤魔化してるように聞こえたのかな?

上司や取引先への報告・連絡・相談って難しいですよね。

こっちは誠心誠意やってるつもりなのに、言い訳していると思われてしまった経験がある人は多いのではないでしょうか?

この記事を読むと、言い訳に聞こえない報告の仕方と、うまく相談する方法が分かります。

報告・連絡・相談の違いは?

報連相の落とし穴

報告・連絡・相談の違い

報連相(報告・連絡・相談)は仕事の基本としてよく使われます。

papazo

新人研修でも必ず学ぶので、社会人なら誰もが知っているよね!

しかし、「報告」「連絡」「相談」それぞれの違いを説明できる人はなかなかいないのではないでしょうか。

報告 → 過去

連絡 → 現在

相談 → 未来

報告は過去、連絡は現在、相談は未来の話だという風に解釈すると、少しは使い分けができるのではないでしょうか。

意見が入ると言い訳に聞こえる

しかしこれだと時系列は伝わりますが、自分の意見や感想が入ってしまいます。

自分の意見や感想が入ると、良くない報告のときは特に、言い訳しているように聞こえてしまう可能性があります。

papazo

「言い訳するな」って怒られる人は、「意見」や「感想」が入っていることが原因なんだね!

意見や感想は報告に必要ない

「反応はよかったですし、価格も負けていなかったと思うので、残念です…」では、ほとんどが報告者の意見や感想なので、言い訳っぽく聞こえてしまうのです。

報連相をしているのに怒られてしまうのは、相手は「事実」を知りたいのに、求めていない「意見や感想」が入ってしまうことが原因になっています。

報連相よりも「ソラアメカサ」

報連相よりも「ソラアメカサ」

ソラ・アメ・カサとは

空・雨・傘とはマッキンゼー日本支社で開発された問題解決の型の一つです。

空:空が曇っている(事実)

雨:雨が降りそうだ(意見)

傘:傘を持っていこう(行動)

事実・意見・行動に分けて話すことで、食い違いを防ぐことができます。

どれかが抜けると、話し手と聞き手の認識に差が出てしまいます。

空:空が曇っている(事実)

雨:雨が降りそうだ(意見)

傘:傘を持っていこう(行動)

「空が曇っている(事実)」が抜けると、何を根拠に「雨が降りそうだ(意見)」と言っているのか伝わりません。

空:空が曇っている(事実)

雨:雨が降りそうだ(意見)

傘:傘を持っていこう(行動)

「雨が降りそうだ(意見)」が抜けると、なぜ対策が「傘を持っていこう(行動)」なのか伝わらず、論点が定まりません。

空:空が曇っている(事実)

雨:雨が降りそうだ(意見)

傘:傘を持っていこう(行動)

「傘を持っていこう(行動)」が抜けると、だからどうしたという話になってしまいます。

事実・意見・行動を分けて話す

事実・意見・行動を聞き手が分かるように話すことで、食い違いをなくし、話を共有することができます。

報告するときは、空(事実)から!

報告するときは、「空が曇っている」という事実を話すようにします。

その事実を受けて、意見や感想とその後の行動を話す機会が得られれば、そこで初めて「雨(感想)」と「傘(行動)」を話しましょう。

傘(行動)でよく見せる

傘(行動)でよく見せる

「意見」でよく見せようとしない

「怒られたくない」「よく思われたい」と考えながら話すと、「意見」でよく見せようとしてしまいます。

「事実」や「意見」はできるだけ客観的に話すことを心掛けましょう。

これからの「行動」でよく見せる

よく見せたい場合は、「行動」で今後どのように改善・対策していくかを示すようにします。

例文を見てみましょう。

バナナの営業
ゴリラ君

提案に対する反応は結構よかったのですが、今回は納期を優先したいと言われ、B社に負けてしまいました。

次はうまくいくように頑張ります。

空・雨・傘に分けると?

空(事実):納期を優先したいと言われ、B社に負けてしまいました。

雨(意見):提案に対する反応は結構よかったです。

傘(行動):次はうまくいくように頑張ります。

うまくいかなかった話の中に、意見としてうまくいったかことを混ぜていることが分かります。

傘(行動)でよく見せると?

バナナの営業
ゴリラ君

空(事実):納期を優先したいと言われ、B社に負けてしまいました。

雨(意見):納期が決め手になることをヒアリングできていなかったことが敗因だと思っています。

傘(行動):次は提案する前に、何を重要視しているかヒアリングすることを徹底します。

「事実」と「意見」は客観的に、「行動」で自分が頑張ろうと思っていることを話すことで、聞き手はうまくいかなかったことよりも、「未来をどうするか」に意識が向いていきます。

まとめ

報告・連絡・相談をしているのに怒られる原因は、「意見や感想」が「事実」と混ざってしまうことでした。

空(事実)・雨(意見)・傘(行動)を使い、聞き手が分かるように話すことで、食い違いをなくし、話を共有することができます。

「怒られたくない」「よく思われたい」と考えながら話すと、言い訳のように聞こえてしまいます。

よく見せたい場合は、「行動」で「未来をどうするか」を伝えましょう。

papazo

この考え方は、部下に対して注意するときも使えるね!