・今のままでいいのかな……
・自分は今後どうなりたいんだろ……
という人におすすめの記事です。
35歳って少し落ち着いて、色々見えてくる頃だからこそ、「人生終了」「手遅れ」「詰んだ」なんて考えちゃうことがあります。
この記事では仕事に焦点を当てて、転職やキャリアについて解説します。
35歳の「行き詰まり感」を言語化できると、これから何をしたらいいか分かってくるよ！
35歳は人生終了と言われる理由
転職が難しくなりそう
20代や30代前半と違い、35歳以上の転職は厳しいという噂があります。
その噂が本当かどうかは後述しますが、転職できずに今の会社に定年までいることを想像すると、「このまま人生終了か…」と思ってしまうこともあります。
将来のポジションが見えて行き詰まりを感じる
社会人になって10年以上経ち、社内のポジションがある程度見えてくると、10年後20年後に自分がどのくらい出世できそうか見えてしまって行き詰まりを感じることがあります。
直属の上司がやっている仕事を将来あなたがやると思うとゴールが見えて、モチベーションも下がってしまいます。
上司を見てると10年後が不安になる……。
ここから大きなスキルアップが望めなそう
ポジションと同じく、おなたのスキルの限界も見えてくることが多いのが35歳くらいです。
様々な仕事を経験し、自分がどのくらい仕事がデキるのか分かってしまい、スキルアップもキャリアアップも望めなそうで「人生終了だ・・」と感じてしまいます。
ここからスキルが急激にアップすることなんてないよね……。
35歳の転職は難しいのか？
求人数が減る
30代の求人数は20代に比べて少なくなるよ！！
総務省統計局が2023年5月に2023年1～3月期の労働査の結果を公表しており、その中に転職者数の記載もあります。
（ここで言う「転職者」とは、就業者のうち前職のある者で、過去1年間に離職を経験した者とされています。）
25～34歳の転職者：74万人
35～44歳の転職者：55万人
約20万人、35～44歳の方が動きが少ないことが分かります。それだけ枠も空かないことになるため、求人数が少ないことも納得できます。
企業が若い人を欲しがる側面もありますが、あなたが悩んでいるように動けない35歳以上が多いことが予想できます。
求人内容が変わる
求人のレベルが上がった気がする……。
35歳くらいの転職となると、企業側が求める人材として「マネジャー候補」「マネジメント経験者」「リーダー経験者」の割合が多くなります。
専門性や資格等も必要な場合もありますが、それ以上にマネジメント能力や対人スキルといった薬種や職種が違っても使える能力を採用側がめることが多くなります。
専門スキルだけでは厳しい…？
今まで専門スキルを磨き続けて、別会社では活かせないような場合は、転職活動が少し厳しくなる可能性があります。
「35歳の壁」はあるが転職できる
転職業界では、35歳以上の転職は難しくなると言われており、「35歳転職限界説」や「35歳の壁」などと表現されます。
前述した理由以外にも家族構成による動務地や労働時間、年収やポジションなど条件が増えると、それだけ転職も厳しくなります。
35歳以上の需要はある！
しかし、エン・ジャパン株式会社が2017年に実施した「ミドル人材（35歳～55歳）の採用」についてのアンケートでは、直近3年以内で「ミドル人材（35歳～55歳）を採用した」と回答した企業が全体の79%となっており、35歳以上の需要があることを示しています。
「35歳の壁」というよりは、年齢を重ねるごとに条件が厳しくけど、ちゃんと需要はあるよ！ってことだね！
30代で行き詰まりを感じたら読むべきビジネス書3選
30代を無駄に生きるな
著者：永松 茂久
出版社：きずな出版
人生の9割は30代で決まる
本書には成功者の共通点が書かれています。
30代を惰性で生きていない
この言葉を読んでハッとした人は、ぜひ読んでみてください。
社会に慣れて、仕事に慣れて…だからこそ行き詰まりを感じているのかもしれません。
たしかに「こなす」って感じで、何も挑戦してないかもしれない……。
できる30代は、「これ」しかやらない
著者：松本 利明
出版社：PHP研究所
30代は時間がない
成果が重要な30代に必要なことは、「成果のコスパ」です。
キャリアに大事な30代を、苦手なことを克服することに費やしている時間はないと本書では書かれています。
自己分析よりもっと手前、「あなたに何が向いているか」を考えさせられる一冊だよ！！
社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ
著者：河野 英太郎
出版社：ディスカヴァー・トゥエンティワン
中堅社員が感じる悩みを網羅
社会人10年目くらいの中堅社員が感じる悩みが全部で50個、それらの解決のヒントが書かれています。
キャリアの悩みでは、
・キャリアビジョンが見えない
・専門職か、ジェネラリスト。どちらに進めばいいか迷っている
・今の会社に留まるべき？外に出るべき？
などといった悩みについて書かれています。
「何が悩みか分からない」という人は、本書を手に取って、目次を見てみるといいかもしれないね！
まとめ
35歳になって少し落ち着いて、色々見えてくる頃だからこそ、「人生終了」「手遅れ」「詰んだ」なんて考えちゃった人へ、仕事に焦点を当てて、転職やキャリアについて解説しました。
35歳は人生終了と言われる理由としては、
・転職が難しくなりそう
・将来のポジションが見えて行き詰まりを感じる
・ここから大きなスキルアップが望めなそう
の3つを紹介しました。
求人数のデータや「35歳の壁」などから、実際には35歳以上でも転職できるということも紹介しましたが、結局はあなたの行動次第です。
「転職サイトに登録してみる」
「ビジネス書を読んでみる」
「人に相談してみる」
なんでもいいので、行き詰まりを感じているなら行動しよう！！
35歳のキャリアビジョンに関するよくある質問
なぜ35歳は人生終了と言われる？
身動きが取れない（転職が難しい）、先が見えてしまうといった理由で、「人生終了」と言われがちです。
35歳で転職は手遅れ？
求人内容は20代とは違いますが、全く手遅れではありません。35歳以上の転職需要はちゃんとあります。
35歳で行き詰まりを感じたらどうしたらいい？
行動が大切です。そのままでいいのか、何か変えたいのか、目的を持って行動しましょう。
